分類 いたずら改造 圧力発生器にオフセット可変ボリュームを増設


  本発生器からの出力をあえて変化させたいとき、また、オフセットを無くしたい時の為に

 ボリュームをPC20本体を改造して取り付けてみた。

  別に設置した標準圧力計を見ながら圧力スイッチ調整を行うとき、
 このボリューム存在が大きな意味を持ってくる 
(減圧弁のような動き)

 ズーム機能を追加し さらに使い勝手が良くなった   2024年5月



 このPC20型圧力発生器にオフセット調整用
 アナログボリュームが欲しい。

 無ければ改造して付けてしまおう、
 が弊社の良いところ(悪いところ)
 その後のメーカー修理不可は覚悟の上

 即行動を起こし、出来上がった外観が右の写真

 左側に増設した黒いツマミがこれ。
 (昔のKENWOOD社製無線機用を転用)
 パネルはアルミ2mm厚を加工したので大変頑丈

 写真の制御器は
扱いやすさで有名なPC20型
 ならばとボリュームを廻し 0.0020 と表示させてみた。


 右写真左下の部分にGP−IB用の良い空間があった
 ここに制御回路を組み込んでしまう


 基本回路構成は、センサー信号すげ替え用の
 零点とスパン調整回路だ

 起動時に外部ボリュームの存在を無視する回路も同居・・・・

 これは簡単にPICで制御

 オフセットボリュームを接続しない状態で、本体のスパンが狂っても、
 この増設基板上のスパン調整トリマーで補正校正可能。

 ここがこれの良いところの一つ。




 本体リア面、未使用HP(GP)−IBコネクタ用角穴を利用

 ついでに後日何かの制御回路を組み付けるときのために
 D−SUBコネクタも付けておいた

 本命の外部ボリューム用のジャックをその隣に設ける
 ジャックを挿さなければ、完全に純正状態で動く


 オフセット調整ボリューム用プラグを挿入。

 左に見えるの黒い塊が多回転ポテンショメーター
   



 真上から1枚・・・・

 基板には
 零点及びスパン調整用トリマーやバーブラウンのオペアンプ、及び ぽつんと離れてPICが見える。

 本体との接続はJAEのコネクタ接続で、製作した基板が壊れても即
 メーカーの基本状態に戻せるように作っておく。


  本改造はメーカー(長野計器社)に関係有りません
  
弊社(横浜計器)独自のお遊び改造です。

  弊社(横浜計器)では
  PC10型の不要品を買い受けます。

      配線が面倒なのでついに基板化 !!


  何個も手配線が面倒なので
 ついに基板化
 ついでにズーム機能やサービススイッチを導入した結果  格段に使い安くなった
 
  ◎ この改造を行っても、PC20本体の高性能及び高機能が変わることは無いのが良い


 左写真  完成姿


 増設機能1
   手配線製作時に無かったサービススイッチを新設
   入出力信号をアンプを通さずにスルーさせる機能
   (回路がおかしい時・・・切り替えればPC純正の動作)

 増設機能2
   オフセット調整範囲を外部でズーム出来る回路を追加
   スイッチ調整時 格段に使いやすくなった

 増設機能3
   起動時にAUTOからMANUALへの自動切り替え
   スイッチを増設パネルに追加


   PC本体に取り付けたD−SUBコネクタで
   コントロールパネルと接続



   パネル動作説明

 1: 左下のスイッチ(Manual)onにしてから(上向き)
   電源投入すると自動でManualモードになる
   

 2: PC20のゼロ点調整は、右下スイッチ(Offset)を
   下向き(PCがメーカー純正動作)にしてからゼロ点調整
   Offset調整は上向きで可能となる

 3: 中央のツマミはOffset調整

 4: 上部のツマミは急遽採用した Zoom調整
   左側回しで狭く、右側で拡くなる
 
 このような改造をすると、修理や校正点検時にメーカーサービスが絶対受けられません。

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